フレデリックの文化ガイド(2021/9)
重陽の節句で菊酒、中秋の名月(今年は21日)で月見酒も、ひっそり家飲み…。否、元気に飲めること、有難し!
*イチオシ・シネマ*
シネコンにハリウッド・ド派手娯楽映画が戻り大暴れ中。一方、ハリウッド社会派映画も。ジョニー・デップが製作と主演を務めた「MINAMATAーミナマタ」が23日からシネプレックスで上映されます。水俣病の存在を世界に知らしめた写真家ユージン・スミスとアイリーン・美緒子・スミスの写真集『MINAMATA』を基に映画化。ジョニー、真田広之や美波ほか日本人キャスト、音楽の阪本龍一らが結集した渾身作をイチオシ‼
小倉昭和館2では「親子の揺れる絆2本立」と銘打って、「ファーザー」(アンソニー・ホプキンス主演。認知症の父と娘)と「旅立つ息子へ」(自閉症スペクトラムの息子と父)を24日まで上映中。
また1では18日から菅総理の素顔に迫った政治ドキュメンタリー「パンケーキを毒見する」を封切り上映します。
*イチオシ・コンサート*
10月22日(金)19時から、「千住真理子 ヴァイオリン・リサイタル」を開催!名曲の数々をストラディバリウス「デュランティ」の響きに乗せてお届けします。ピアノは山洞 智。戸畑市民会館大ホールにて。詳細は北九州労音(571・0227)へ。
*映画サークル情報*
9月例会は、イスラエル映画「靴ひも」(18年)。約30年ぶりに一緒に暮らすことになった、家族を捨てた父と発達障害のある息子が、本当の親子関係を築くまでを笑いと涙を交えて描いた人間ドラマ。靴ひもを結ぶシーンがキーです。
19日(日)10時 小倉昭和館
20日(月)19時 小倉昭和館
22日(水)14時 戸畑市民会館 中ホール