北九の仲間(2021/5/17 No.1326)
今月号の記事
連載記事
働く者の団結で 生活と権利を守ろう
新型コロナウイルス感染症拡大が第四波にあるのではないかと言われる中で国民生活は、大変厳しい情勢にあります。
北九州地区労連は、様々な市民団体・民主団体に呼びかけ実行委員会をもち、労働者の権利も侵害されている状況を転換させようと今年は、コロナ対策を取りながら、5月1日勝山公園にて約40団体450人の参加で、メーデー集会を開催しました。
コロナ禍でも金持ち優遇
菅政権は、国民に緊急事態宣言やコロナ蔓延防止措置などで規制や自粛を押し付けるばかりで、科学的根拠に基づく、コロナウイルス感染症を抑え込む具体的な工程や日程を示すことができていません。
コロナ禍で疲弊する中小業者や労働者への効果的な対策が打てない中でも、国は株を買い支え、大企業と金持ちは、高騰する株価などで資産を増やし続けています。
賃上げで景気回復を
大企業の内部留保は、コロナ禍でも460兆円を超えさらに積み増ししています。こうしたコロナ禍だからこそ大幅賃上げが必要です。
全国一律最低賃金制度を確立し、時間給1500円を実現するために、そして、まさに国難ともいえるコロナ禍で苦しむ「今」こそが、内部留保をはきださせ大企業に社会的責任を果たさせる時です。
安心して暮らせる政治を
福島の原発事故から10年、被災者の復興は進んでいるのか。菅政権は、原発被害者への賠償や自主避難者への住宅支援を打ち切り、放射能汚染水の海洋放出まで実施しようとしています。
こうした国民・労働者のいのちやくらしより、財界や米国言いなりの菅自公政権に終止符を打ち、私たちの願いが届き、平和憲法を守るためにも野党共闘をすすめ総選挙に勝利する決意を固めあったメーデー集会となりました。
商店街の衰退 北九州市の今を考える② (市職労自治研部・是石喜文)
行政区別の状況
商店街数を行政区別にみると(表ー4)、07年では、小倉北区が30商店街で最も多い。しかし、97年の33商店街と比べると、「長浜町商店街」や「竪町二丁目商店街」などがはずれ、3商店街少なくなっている。八幡西区でも、「陣ノ原商店街」や「紅梅市場」がはずれ、18商店街から16商店街となっている。若松区ではショッピングセンターの商店街(イオン若松SC等)が加わり、門司区でも多事業所ビルの商店街(海峡プラザ)が新たに加わり、商店街数が増えている。
一方、商店街に立地する商店数をみると、いずれの行政区でも減少している。八幡西区では97年1,321店から07年769店へと減少し、552店(減少率41・8%)も少なくなっている。戸畑区や若松区でも、減少率が30%を超えている。
減少数が最も多いのは小倉北区で、97年の2,024店から07年には1,424店へと、600店(同29・6%)減っている。いずれの区でも、商店数が減少していることから、商店街における空き店舗の問題が顕著になっている。
立地環境特性別にみた商店街
次に商店街を立地環境特性別に分けてみる。(図ー2)参考として代表的な商店街を表ー5に示している。
商店数が最も多いのは、住宅背景型(住宅地又は住宅団地を後背地とし、主にそれらに居住する人々が消費者である集積地区)の商店街である。しかし、商店数は97年の3,514店から2,085店へ、1,429店(減少率40・7%)も減っている。細長い通路に面した商店で、開いているところが少ない商店街も多い。
駅周辺型(JRや私鉄などの駅周辺に立地する商業集積地区)も、商店数が2,033店から1,432店へ601店(同29・6%)減少している。市街地型(都市の中心部にある繁華街やオフィス街に立地する商業集積地区)も、1,108店から842店へ266店(同24・0%)減っている。これらの商店街でも、シャッターが下ろされた空き店舗が多くなっている。
一方、ロードサイド型(国道あるいはこれに準ずる主要道路の沿線を中心に立地している商業集積地区)は、大型ショッピングセンターの開設にともない、97年の121店から343店へ2・8倍に増加している。(次回は、「増加する大規模小売店」)
2021年 自治労連青年アンケートにご協力を
青年のみなさん、今の生活はどうですか?
「生活が苦しい」「残業が多い」など、いろいろ感じているけど、なかなか声にできないこともあるのではないでしょうか?
このアンケートでは、自治体・公務公共関係の職場で働いている青年が、どんな時に仕事のやりがい、不満、悩みを感じるのか、賃金や生活についてどう感じているのか、青年の声をお聞きしたいと思っています。
そして、アンケートで集めたみなさんの思いは、私たちの賃金・労働条件の改善や、住民の方が安心して暮らせる自治体を確立するために役立てます。
みなさんのご協力をどうぞよろしくお願いします。
北九州ぶらり散歩 キタぶら
のんびり楽しむカルスト台地
コロナ禍のせいかおひとり様キャンプなどアウトドア人気が高まるなか、「平尾台自然の郷」にグランピング施設開業の記事が、久しぶりに行ってみようとハンドルを握る。
「フォレストキャンプ小倉」との名称で最大4人が宿泊できる冷暖房完備の円形テント。一人2万円地元食材にこだわった夕食と朝食付きと豪華キャンプが楽しめそう。
入場無料のゲートをくぐり、キタポッポに乗ってみる。広場ゾーンを通過し、キャンプ場に。
草ソリの丘からの眺めも最高でキャンプ場には親子連れの楽しそうな声が。
広場には、滑り台やジャングルジムなど遊具がいっぱい。
ドリーネデッキでは、カルスト台地特有の深さ20メートルの竪穴鍾乳洞が。
入場ゲート近くの石窯パン工房であんパンを購入。これがもちもちで美味しいことこの上なし。
残念なことに緊急事態宣言で5月いっぱいは休園に。宣言解除されたら、ゆっくり楽しんでください。
青年組合員のみなさんへ 学習会のお知らせ
青年組合員のみなさんを対象に、オンライン学習会を開催します。九州の青年組合員も参加します。一緒に学習しながら交流しませんか?
〇内 容 全労連「わくわく講座」 入門コース
〇講 師 関野 秀明 氏(下関市立大学教授)
〇日 程 ①5月30日(日) ②6月13日(日) ③6月27日(日) ④7月11日(日)
全日程 10時00分~12時30分
〇場 所 北九州市職員労働組合 書記局内
〇申し込み方法
次のいずれかの方法でお申し込みください。
①QRコード ②TEL、eメールで名前・職場を回答 期限5月21日(金)まで