北九の仲間(2022/1/17 No.1334)

今月号の記事

連載記事

市民のくらしを守り
  職員が安心して働き続けるために

組合員のみなさん、
北九州市役所で働くみなさん、
新年あけましておめでとうございます
今年はよき年となりますように 

   執行委員長 重野幸介

 昨年から依然として終息が見通せない新型コロナの感染症は、私たちの仕事や市民生活に大きな影響を与え続けています。まずもって、対策に奮闘した組合員・職員の皆さんに心からの敬意を表するとともに、新たな年を迎え、すべての職場で組合員・職員が奮闘されていることに改めて敬意と感謝を申し上げます。
 さて、自治体には、住民のいのちとくらしを守り・支える「福祉の増進を図る役割」が求められており、地方自治法にも明記されています。
 一方で、自治体職員である私たちも労働者であり、必要な人員や賃金・労働条件の裏付けがなければ、安心して働き続けることはできません。市職労は、必要な人員の確保、自治体業務の在り方を考える自治研活動を推進してまいります。
 
 また、今年は、7月に参議院議員選挙が行われます。選挙結果は、当然ながら住民のくらしやわたしたちの働き方に大きな影響を与えます。候補者が語る言葉に耳を傾け、どの政党・候補者が住民のくらしを守る立場に立っているのか見極め、棄権することなく投票をしましょう。
 
 これからも市職労は、組合員・職員、市民の要求実現のために全力を挙げてまいります。皆さんの組合への加入と、市職労運動へのご理解、ご協力をよろしくお願いします。

2022元旦 皿倉山頂からの御来光

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連載 コロナ禍で働く人の健康④

人間らしく働くための九州セミナーin北九州
コロナ対策は、女性にとって

「子どものいる女性」の36%が「育児に困った」と回答し、睡眠時間が激減して心身の健康を損ねた人が増えています。
 看護師・介護士・保育士・保健師などエッセンシャルワーカーと呼ばれる人たちは、人員不足と長時間労働、感染リスクをかかえながら働かざるをえない実態があります。
 そうした中、取られた対策は、①雇用調整助成金。②新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金。③持続化給付金。④ひとり親世帯臨時特別給付金制度・子育て世帯生活支援特別給付金。⑤小学校休業等助成金。⑥住宅確保給付金。⑦特別定額給付金など実施されましたが、特に国民ひとり一律10万円支給された定額給付では、DV被害者問題などから、受給権者が「給付対象の世帯主」になっていることの見直しの声がありましたが、「世帯主義」が貫かれ、そうした対象の女性に届いたか疑問です。

ジェンダーの視点で見る労働

 2018年「働き方改革関連法」が成立し、正規・非正規の「同一労働同一賃金」が打ち出され短時間(パート)と有期という非正規労働者に対する「不合理な労働条件の相違」が禁止されましたが、「何が不合理」なのかはあいまいで最終的には、裁判所の判断にゆだねられているのが現状です。
 長時間労働の是正も、月45時間、年間360時間を認め、臨時的に必要がある場合は、月100時間、年720時間を許すなど過労死基準すら守られないものです。
 女性活躍推進法は、15年制定され、19年改正されましたが、101人以上の労働者を雇用する民間企業に①女性活躍状況の把握と課題分析。②一般事業主行動計画の策定、公表義務。③優良企業には認定マークの付与などありますが、事業主が把握する義務には、男女賃金格差は入っていません。

改善すすまぬ女性差別

 こうした現実に国連の女性差別撤廃委員会からは、「日本の法は直接・間接差別を網羅していない。女性差別の包括的な定義がない」と指摘されています。
 公務労働では、17年法改正で地方公務員法に「会計年度職員」が新設され20年4月から、地方公共団体の非正規職員として導入されていますが、地方公務の非正規職の4人に3人は女性です。生活を支える不可欠な公共サービスを担ってきた女性たちが新制度導入により、公募原則が厳格化され長年働いた職場を辞めざるをえなくなった大きな矛盾です。
 育児休業取得でも男女格差は、改善されていません。
 民間企業の育児休業取得率は、男性6%に対し、女性8割以上、育児休業の期間も男性が2週間未満が7割に対し、女性は6割以上が10ヶ月から18ヶ月とり、育児休業を取ったことで不利益処遇されたとの相談は、19年で4124件にものぼっています。

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評議会・部会から 新年のごあいさつ

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お知らせ

ー1月ー
●23日(日)
13時30分~16時30分
【福岡自治労連22春闘討論集会】AIM71会議室
(オンライン併用)
●26日(水)18時15分~
【第406回中央委員会】戸畑生涯学習センター
※中央委員の方はご出席下さい。

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キタぶら 北九州ぶらり散歩

門司港から博多 かわせみやませみに

 今日は観光列車に乗ります。2020年7月の豪雨で人吉市を中心に大きな被害が出ました。JR九州の肥薩線も被災し、人吉と熊本を走っていた「いさぶろうしんぺい」と「かわせみやませみ」が博多と門司港間で特別運行をしています。
 一日一往復で車内では、人吉や球磨地区の特産物なども販売しています。全席指定特急券が必要で、博多から黒崎までのチケットを購入し、乗り込みました。
 博多から黒崎まで2度の信号待ちがあり、快速列車に抜かれるという実にゆっくりとした運行で、ほんわかノンビリと列車を楽しめます。
 かわせみやませみは、内装が豪華な感じで素敵でした。
また、「いさぶろうしんぺい」も連結されていて、覗いてみるとクラシカルな内装がモダンな雰囲気を醸し出しています。博多駅では、出発前に「ゆふいんの森号」も止まっていました。観光列車の旅も憧れますね。次回から「北ぶら番外編」で旅情報を載せたいのでみなさんの投稿まってます。

かわせみの車両
かわせみの展望室
いさぶろうしんぺいの客席
ゆふいんの森号

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自治労連共済(組合の保険)

 共済の継続手続きの時期です。最終締め切り日が、1月31日ですので、まだ未提出の組合員さんは、お早目の提出をお願いいたします。
変更のない方は、継続に○をして、印鑑を4ケ所・申込日を記入して下さい。
変更のある方は、裏面のチェックシートの記入を忘れないで下さい。
昨年再任用された方は、保障内容を変更しないといけません。その際も、裏面のチェックシートの記入が必要になります。
退職される方でも、再任用又は会計年度等で働く方は、そのままの保障内容で継続できます。
完全退職される方は、80歳まで保障のシニア共済がお勧めです。
火災共済は、退職後もずっと加入できますので、引き続き加入を、よろしくお願いいたします。

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