北九の仲間(2021/4/15 No.1325)
今月号の記事
連載記事
新規採用職員のみなさん
入職おめでとうございます
新規採用職員のみなさん。市職労はみなさんを心から歓迎します。1日でも早く職場に慣れ「全体の奉仕者」として市民生活を守るとともに、働きやすい職場環境にするため、市職労に加入しましょう。
「市職労」といいます
私たちは、自治労連北九州市職員労働組合(略して「市職労」)といい、市役所で働いている職員の労働組合です。
みなさんが働くうえで、不安なこと・困ったことがいっぱいあります。そんな時に必要なのが「市職労」です。
市職労に加入すると、市役所で働くいろいろな職員との横のつながりや、他都市の青年との交流もできます。
説明会を開催
4月7日ウェルとばたで、新規採用職員に組合説明会を行いました。
アンケートにご協力いただいたみなさんありがとうございました。簡単なアンケートでしたが、アンケートを基にみなさんがはたらきやすい職場になるように改善していきたいと思います。また、その場で加入していただいたみなさん、先輩組合員が声をかけに行きますのでよろしくお願いします。これから一緒に楽しく組合活動をしていきましょう。
パンフレットの中身で気になること、もっと知りたいことがあればいつでも市職労に連絡下さい。また、コロナ禍の中、感染対策を十分考慮し、みなさんと交流できるイベント、学習会を検討しています。みなさんの参加をお待ちしています。
商店街の衰退 北九州市の今を考える①(市職労自治研部・是石喜文)
1.縮小傾向にある小売業
小売業の主要指標について、97年と07年を比べてみると、北九州市の小売業が縮小していることがわかる。(表ー1)
事業所数は14,132店から10,696店へと、3,436店減少している。従業者数が72,418人から65,793人へと6,625人減少、年間商品販売額も13,017億円から10,904億円へと2,113億円減少している。一方、売場面積は127・4万㎡から138・5万㎡へと10・1万㎡増加しているが、14年調査(参考)では113・1万㎡へ減少に転じている。
立地環境特性別にみた小売業
立地環境特性別とは、商店を立地周辺の環境により分類、集計したものである。「商業集積地区(商店街)」「オフィス街地区」「住宅地区」「工業地区」「その他地区」に分けられる。
立地区分別商店数の推移(表ー2)(図ー1)の07年をみると、「商業集積地区(商店街)」に立地する商店が4,702店(構成比44・0%)と最も多い。次いで「住宅地区」が3,881店(同36・3%)と多くなっている。「オフィス街地区」には1,504店(同14・1%)が立地し、「工業地区」に446店(同4・2%)などとなっている。
97年と比べると、「住宅地区」が905店(減少率18・9%)、「オフィス街地区」も399店(同21・0%)と、それぞれ減少している。しかし、最も減少しているのは「商業集積地区(商店街)」である。97年の6,785店から07年4,702店へと、2,083店(同30・7%)も減少している。
2.衰退する商店街
北九州市で、地域の人々の台所として、日々の生活を支えてきたのは商店街である。旧5市の中心市街地や主要駅を中心に百貨店や商店街による商業核が形成された。この中心商店街を取り囲むように、市内各地には市場や商店街が立地していた。現在、これらの商店街が疲弊している。立地環境特性区分別(表ー2)の中の「商業集積地区(商店街)」で、その詳細をみてみる。(表ー3)
97年から07年までの10年間に、北九州市内の商店街数は112から109に減少している。商店街に立地する商店数は、6,785店から4,702店へと2,083店減少し、従業者数も33,694人から27,456人へと6,238人減少している。
また、年間商品販売額は、6,359億円から4,416億円へと1,943億円減少し、売り場面積も71・7万㎡から68・4万㎡へと3・3万㎡減少している。
14年をみると、この減少にさらに拍車がかかり、商店街の衰退が著しいことがわかる。
(次回へ続く)
9条の会
4月の6・9行動は6日の夕方に鷗外橋横で取り組みました。桜の花も散り、葉桜へと季節は遷り、夕方も明るく暖かくなりました。新型コロナの影響か人通りはまばらでしたが、元気を出して「日本政府に核兵器禁止条約参加を求める署名」を訴えました。
1月22日の核兵器禁止条約発効後、40を超す地方議会が、日本政府に核兵器禁止条約への参加を求める意見書を採択。4月5日現在で全1788議会の3割を超える356議会に達したとの新聞報道もありました。これは核兵器禁止条約を支持する国民の世論を反映したものです。市職労もこれからも継続して署名に取り組んでいきます。
北九州ぶらり散歩 キタぶら
史上最大のタコ!
春の陽気と「『収蔵庫』には何がいるの」の記事に誘われて「いのちのたび博物館」にいってきました。
学芸員イチオシの8300万年前に隆盛を極めた史上最大のタコの復元模型は、収蔵庫で2011年に発見されたとのこと。
特別展示の中には、2019年に日明港に迷い込んできたクジラのコビレゴンドウの骨格標本が。
珍味、キャビアのチョウザメのはく製もなかなか。
常設展では、恐竜の骨格標本が迫力ある展示で迫ってきます。
エンバイラマ館(白亜紀ゾーン)では、太古の北九州を感じられ、動く恐竜に子どもたちが歓声を!
珍しい農耕具も
明治から大正の農家を再現した文化学習園では、農耕用具も展示され、子どもたちが小さいころ勉強がてら来ていたことを思い出した一日でした。収蔵庫展は、4月4日で終わりましたが常設展もなかなか素敵ですよ。
コロナ困りごと支援村
北九州地区労連では、コロナ禍で困窮する労働者・市民に何か支援やお手伝いができないかと考え、市内の労働団体や市民団体に呼びかけ、「コロナ困り事支援村」を4月3日(土)13時から16時にかけて小倉駅近くの米町公園で取り組みました。
取り組みを知らせる4月1日の小倉駅宣伝では、チラシを受け取った年金生活の女性が「生活が苦しい」と寄ってこられ、3日の支援村では、「食糧支援や生活相談を取り組むので是非来てください」と案内しました。
当日は、食糧支援に13時前から50人ほどの列ができました。法律・労働・生活相談には、全体で20件ほどあり、深刻な相談に対応したボランティアスタッフが丁寧に答えていました。
参加した人たちは、組合や政党の立場を超え幅広い取り組みとなり、充実した活動に「2回・3回と引き続き取り組もう」と声が上がりました。