フレデリックの文化ガイド(2020/09)

日暮れが早くなり、虫の音にも秋を感じます。さあ、文化芸術の季節到来!

*イチオシ・シネマ*

まず上映中のクラシック音楽系の映画を2本。シネプレックス小倉の「パヴァロッティ太陽のテノール」(高名なイタリアのオペラ歌手の生涯を米のロン・ハワード監督が追ったドキュメンタリー)とイオンシネマ戸畑の「マイ・バッハ 不屈のピアニスト」(ブラジル出身のジョアン・カルロス・マルティンスの半生を描いたドラマ。演奏は本人♪)

次に邦画を2本。「宇宙でいちばんあかるい屋根」は「新聞記者」の藤井道人監督、清原果耶初主演のファンタジー青春映画。T・ジョイで公開中。「浅田家!」は写真家・浅田政志の実話がベースの二宮和也と妻夫木聡の共演、中野量太監督による人間ドラマ。来月2日からシネプレ小倉で。

イチオシ、いやニオシは、家族ドラマの秀作2本。英の社会派の巨匠ケン・ローチの新作「家族を想うとき」(小倉昭和館で19日公開)と中国系アメリカ人ルル・ワン監督自身の体験から生まれた感動作「フェアウェル」(シネプレ小倉で来月2日公開)。必見!全シネコンで18日公開の「TENETテネット」はクリストファー・ノーラン監督お得意の映像と音体験が凄そう。

*映画サークル情報*

今月は、18年の日本映画「洗骨」。沖縄の離島に残る風習と家族の再生を描いています。沖縄出身のお笑いコンビ「ガレッジセール」のゴリこと照屋年之が監督。笑いの中に〝生と死.を考える佳作です。“洗骨”を知るだけでも観る価値大!

なお、席数制限のため入会する場合のみ鑑賞可。

20日(日)10時・13時小倉昭和館
25日(金)14時・19時戸畑市民会館中ホール


 

 

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