フレデリックの文化ガイド(2020/10)

国内旅行が解禁されて、コンサートに遠出できます。北九州国際音楽祭も満喫中♪

*イチオシ・シネマ*

今月は日本映画ラッシュ!黒沢清監督がベネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を受賞した「スパイの妻」(イオンシネマ戸畑で16日公開)、コロナ禍で異例の開催形式となったカンヌ映画祭の【カンヌ2020】に選ばれた河瀨直美監督の「朝が来る」(コロナワールドで23日公開)、実在の事件をモチーフにした土井裕泰監督、小栗旬・星野源主演の「罪の声」(シネコン一斉30日公開)。どのヒューマンミステリーを観ますか?私はもちろん全部!

 今月のイチオシは、小倉昭和館2で24日から上映の傑作ドキュメンタリー2本立。激戦地シリアでカメラを回し続け、45を超える映画賞を受賞した若き母ワアド・アルカティーブの「娘は戦場で生まれた」は予告編だけで圧倒されました。難病ALSを宣告された元アメフトのスター選手スティーブ・グリーソンによる感動作「ギフト僕がきみに残せるもの」と2本立。昭和館1も24日から「ひまわり」と「シェルブールの雨傘」の2本立を上映。デジタル映像化された不朽の名作をぜひ!

*映画サークル情報*

今月は、18年のドイツ映画「希望の灯り」。今年10月3日に再統一から30年を迎えたドイツ。奇しくも今のドイツの東西格差問題を含むこの作品が例会です。旧東ドイツのライプツィヒ近郊にある巨大スーパーで働く人々を静かに描きます。

なお、席数制限のため、小倉は入会する場合のみ鑑賞可。

18日(日)10時30分小倉昭和館
19日(月)19時小倉昭和館
20日(火)14時戸畑市民会館大ホール

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