北九の仲間(2020/10/15 No.1319)

今月号の記事

職場から声をあげ、コロナ禍を乗り越え安全、安心な職場を 市職労第152回定期大会

9月21日、八幡東生涯学習センターで、第152回定期大会を開催しました。…続きを読む

約3割近い職員が退勤登録を行わず通過

市職労は、9月30日(水)に本庁舎で「残業実態調査」を行いました。…続きを読む

9条の会

9月21日の定期大会で、市職労は「核兵器のない世界」を実現するため、6・9行動を継続して取り組むことを運動方針の一つとして決定。…続きを読む

連載記事

職場から声をあげ、コロナ禍を乗り越え安全、安心な職場を 市職労第152回定期大会

9月21日、八幡東生涯学習センターで、第152回定期大会を開催しました。今年は新型コロナ感染拡大防止のため、来賓の方々には出席をご遠慮いただき、時間も短縮して開催しました。

 
重野執行委員長

重野執行委員長は開会挨拶で、「新型コロナ感染症対策で、私たちの働き方は大きく変わっています。これまで、政府与党の対応は不十分であったと言わざるを得ません。突然の学校の休校、緊急事態宣言、GoTOキャンペーンの混乱。安倍首相は病気を理由に退陣しましたが、森・加計にはじまり様々な疑惑隠し、これらの問題で支持率が下がり、もはや退陣せざるを得ない状況だったと言えます。

 市民のいのちと暮らしを守る政治とはどういうものなのか、労働組合の立場から明らかにしていかなけばなりません。

 人事院勧告が大きくずれ込み未だ出ていません。それに伴い人事委員会勧告もいつ出るかわからない事態になっています。

これまで以上に難しいたたかいになることが予想されます。

いまこそ労働組合の役割を発揮し、この定期大会で、市民、職員のいのちと暮らしを守る取り組みを、執行部が先頭に立って大いに進めていく決意です」と述べました。

坂内書記長

続いて、「20年度経過報告」「21年度運動方針(案)」「20年賃金確定要求(案)」などが提案されました。参加者による活発な討論が行われ、提案された議案はすべて承認・可決されました。

大会参加者の発言

評議会、部会からの発言を、紙面の関係で抜粋して掲載します。

一般評議会 Nさん

台風10 号では、事前にごみ収集中止を町内会に通知したが、徹底できずごみが出ていて、環境センターに苦情が殺到した。マスコミを使って周知するよう環境局に要請した。

会計年度任用の校務員、台風による臨時休校の日に有給休暇を使うよう言われた。バス通勤であれば交通職免。車通勤でも危険回避のため、臨時休暇などの制度が必要。会計年度職員は採用年度の年休は10 日しかないので切実。

一般評議会 Yさん

一般評議会の事務局長、組織委員会のメンバーに就任した。区協議会、部会で活動できてないところは、組織部員の手を借りて会議を開いたり、ニュースが発行できるようにしたい。

門司区協では月1回ニュースの発行と机置きをしている。署名、要求書の配布も継続していきたい。門司港複合庁舎について、現時点での図面では、更衣室、休憩スペース、トレーニング室等不十分。交渉を続けて行く。

一般評議会(調理員部会) Yさん

3月から学校が休校、6月24 日から給食が始まったが、普通校では1品しか提供していない。給食室の衛生管理の強化で、労働改善が必要。一つ一つの問題を教育委員会に申し入れ、要請行動をし、スポットクーラーなどの要求が実現した。一般職となり委託校への巡回訪問業務が増えた。

現場の方たちは一生懸命給食を作っているが、事故なく1日を終えるのが精一杯。それでは給食の質向上は望めない。民間委託校を直営に戻し、新規採用を増やし、伝統を受け継いで実りある学校給食となるようこれからも運動していく。

一般評議会(保育所部会)

会計年度任用職員の一時金は、働いた期間に応じて支給をと保育課に訴えた。

新型コロナ対応による負担増を訴え、今年度中の各園一名の6時間パートを獲得した。

災害時の危機管理の改善を継続要求していたところ、台風10 号で、初めて公立直営保育所一斉休所が決まり安心して対応できた。

必要な要求は粘り強く訴え続け、自信をもって若い職員や未加入者に訴え、組合員を増やしていきたい。国会署名にご協力を!

水道評議会 Nさん

テレワーク、時差出勤いつまでなのか。今後の働き方について労使協議が必要。職員はコロナ感染の不安のなか仕事をしている。保育所部会などで公費負担でのPCR検査の要求をしてはどうか。

水道評議会 Yさん

コロナ感染症対策の要求項目が挙がっていない。コロナ感染症の初期の「緊急対応」「当分の間」は理解できるが、もう半年が経過している。基本要求に『コロナ感染症拡大への対応に伴う人員・労働条件の見直しについて早急に交渉を開始すること。』を追加すべき。要求項目が、大・中・小項目で合計216項目もあり、職場での討議も、要求を理解することも大変。今年は無理でしょうが、来年度以降は要求項目の見直しを検討すべきだ。

女性部 Eさん

2月8・9日、門司港にて、九州ブロック女性部定期大会・学習交流会を開催。

元書記の八記さんを講師に、辺野古のたたかいについての学習をした。閉会後、門司港レトロ地区で6・9行動を行った。

3月には女性部要求をまとめたビラを本庁で早朝配布し、その後要求書を提出した。

数々の活動を新型コロナの為に自粛したが、幹事会は6月からようやく再開、6・9行動も再開している。

幹事の人数も減ってきており、先のことを考えると不安になるが、出来ることを出来る人がコツコツとをモットーにこれからも頑張る。

機関紙コンクール

各評議会、部会、区協議会が発行した1年間のニュースを、事前に北九の仲間編集部で審査し、表彰いたしました。

【金賞】「水友」水道評議会
【銀賞】「てんぼう」小倉北区協議会
【銅賞】「いのちと健康センターニュース」いのちと健康センター
【参加賞】「野ばら」女性部
「復刻版 ひろば」門司区協議会

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約3割近い職員が退勤登録を行わず通過

市職労は、9月30日(水)に本庁舎で「残業実態調査」を行いました。(前回は2月17日)22時15分時点での退庁者数は183人。そのうち退勤未登録者は51人・28%で前回(46%)より18%減りました。当日はノー残業デーであり、本来であれば残業を行わ
ず、早く帰宅すべきですが、何をされていたのでしょうか?

アンケートの声

  • 職務の分担がうまくいけば、1人あたりの時間外はずいぶん減るのに。
  • 今の情報インフラや仕事の進め方のままテレワークをすると、テレワークをしていない部署にしわ寄せがくる。時間外は仕事があるからせざるを得ないのに、時間外をした職員(個人)が責められている感じ。年休取得にしかり、本当は組織全体の問題。
  • 夏季休暇を2.5日流した。
  • 人口減の中で職員増は難しいと思うので、仕事が減るといいですね。
  • 職員がどれだけ残業して辛いと思いをしていても、上の人たちはどうせ何も思っていません。
  • テレワーク、時差出勤、コロナ対策、時間外勤務抑制にもつながるため、推進すべき。
  • テレワークは設備不十分。
  • 庶務を担当すると、どうでもよい照会や、本当に至急かわからない照会が多い。

等でした。

アンケートにご協力いただいた職員のみなさんありがとうございました。市職労は引き続き不払い残業を無くす取り組みを行っていきます。

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9条の会

9月21日の定期大会で、市職労は「核兵器のない世界」を実現するため、6・9行動を継続して取り組むことを運動方針の一つとして決定。早速、10月は6日の夕方に鷗外橋横で取り組みました

新型コロナ感染予防のため、画板は持たず、机を並べ、署名を呼びかけました。いつもより署名も多くカンパもいただきました。核兵器禁止条約の発効まであと4か国となり、ニュースを目にする機会が増え、関心も高まっているのかも

この日、ヒバクシャ国際署名連絡会が1261万2798筆の署名を国連軍縮部へ提出しました。署名は1月初めに最終提出するそうなので、引き続きご協力をお願いします。

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