いのちと健康センター(2020/11/01 No.153)
コロナで問われる
時差出勤 在宅勤務 サテライト職場
いつまで続く、この働き方
コロナで「密を避ける」働き方が生活の場面も含めて、長期化しています。
出勤時の密を避ける時差出勤、エレベーターに乗る時もソーシャルディスタンス。昼食も食堂の利用は時差で。職場で密を避ける為に在宅勤務やサテライト職場での働き方が4月15日から始まって半年が過ぎました。
9月30日残業実態調査
そうした中で、市職労は、9月30日(水)に本庁舎で「残業実態調査」を行いました。当日は9月議会開催中でしたがノー残業デーで、本来であれば残業をしない日です。調査は、19時から22時まで実施。退庁者数は183人。そのうち退勤未登録者は51人(28%)でした。
変則勤務に職場から声・声・声
- テレワーク(在宅勤務)や時差出勤、時間外勤務などに対するアンケートに多くの意見が寄せられました。
- 夏季休暇は2.5日流した。テレワークは頭がおかしくなりそうだった。
- 職員がどれだけ残業してどれだけ辛い思いをしていようと、上の人たちはどうせ何も思っていません。スルーです。
- テレワークは設備不充分。夏季休暇の消化が管理職の至上問題なのか。夏季休暇を流して、仕事をこなそうという職員に無理に夏季休暇をとらせ休日出勤させた。夏季休暇の消化実績が管理職の目的なのか。夏季休暇は健康維持の為ではないのかと強く疑問に思う。
- テレワークは出来る仕事が限られているため、土曜日出勤してテレワークの日を代休にしたりしていた。テレワークを再度行うときは環境整備がほしい。サテライトオフィスは十分な作業が出来たのでサテライトオフィスを最低限開設してほしい。
- 今の情報インフラや仕事の進め方のままテレワークをすると、テレワークをしていない部署にしわ寄せがくる(例:本庁がテレワークをすると区役所が困る。文書館がテレワークをすると原課が困る)。時間外は仕事があるから時間外をせざるを得ないのに、時間外をした職員(個人)が責められてる感じがする。年休取得しかり、本当は組織全体の問題なのです。
職員の時間管理できてますか
早出時差出勤や在宅勤務で働く職員の勤務時間の管理は、しっかり出来ているでしょうか?誰が残業なのか、誰が在宅で、誰が時差出勤なのか、はたまた管理職自身が在宅勤務の場合の勤務時間管理はどうなっているのでしょうか。コロナ禍で職場の一体感が危惧されます。
職員の健康管理できてますか
職員の働き方、労働時間は重要な労使交渉事項です。また、これまで職場で連帯した一体感のある働き方が、個人個人孤立した働き方になり、上司の決裁が必要な業務もすれ違いで意思疎通もままならない状態が長期間になりストレスも溜まっています。休暇取得の状況なども考慮して職員が健康に働けているか、これまでの状況を検証してコロナ禍での働き方について労使交渉の機会を持つことが必要です。
世界メンタルヘルスデー2020
10月10日は「世界メンタルヘルスデー」
近年、心の病気は増えていて、生涯を通じて5人に1人が心の病気にかかるともいわれています。
心の病気は特別な人が罹るものではなく、ストレスなどが積み重なることがきっかけでとなって罹ってしまうことがある様に、誰でも罹る可能性があります。
症状は、眠れないや気分が沈む状態が続くなど、人によって様々です。ですから心の不調を少しでも感じた場合、ひとりで抱え込まずに家族や友人など、身近な人に相談しましょう。
身近な人には相談しづらい場合や相談できる人が周りにいない場合は、クリニックや心の相談窓口などに、あなたの不安やつらい気持ちを伝えてください。
メンタルヘルスは体の健康ではなく心の健康状態を意味します。体が健康なら身体が軽いとか、力が沸いてくるのと同じように、心が軽いとか、気持ち穏かでやる気が沸いてくるような時は心が健康だといえます。
しかし、気持ちが沈んだり、落ち込んだりすることは誰にもあります。日々の生活の中でストレスを感じることも少なくありません。
気分が落ち込んだり、ストレスを感じることは自然なことですが、このような気分やストレスが長く続いてしまうと、心の調子を崩す原因になります。さらに、心の不調は、周囲の人に気付かれにくく、自分からも伝えづらいため発見が遅れて回復に時間がかかってしまうことも多々あります。
世界メンタルヘルスデー2020は心の健康に欠かせない「人とのつながり」を大切にしたイベントです。
つぶやき イノシシの襲来に悲鳴
6月中旬に畑の3畝に植えた薩摩芋のツルがやっと根づいた7月初め、畑にイノシシが襲来。スイカとカボチャを食べ、ついでに芋ツルが引っこ抜かれた。再度定植しなおした芋ツルは暑い夏の太陽をいっぱい浴びて元気に育ち、8月下旬にはツルの天地返しもし、暑い夏を乗り切り、彼岸も過ぎて収穫の時期を迎えた。晴れの特異日10月10日、「いざ収穫」と畑に行く。なんと薩摩芋は全滅。芋はイノシシ様が再襲来して一つ残らず食尽くしていた
昨年も彼らに先を越されたのだった。今年はその食べ方が徹底してまさにすべてを胃袋に詰め込んで行った。彼らは収穫の時期を人間よりしっかり分かっているようだ。来年は彼らの上手を行く対策を、と思案。出来る事なら彼らを捕獲してみたいものだ
農作業=ものづくりは自然が相手。季節や天候を読んで人手を入れる。そして収穫の時期を判断することが出来るようにならねば。それにしても彼らはなぜ最適な収穫の時期が分かるのだろうか、鼻が良いのか不思議だ
強欲な資本主義経済が自然を壊した結果、人類は害獣や感染症の猛威にさらされているそうだ。1年近くのコロナ禍から私たちは効率最優先の社会では対応できない、人と人が支え合う社会、非常時に対応できるゆとりある社会の必要性を痛感した
イノシシの襲来に悲鳴を上げたが落胆せず、山の神にも収穫を分け供えることが出来たことに感謝しよう。そして、来年は効率優先からゆとりと共存の可能性を考え、作付けも工夫し、ゆっくり大らかな農作業をしよう。